会社文化をもみほぐす#05 「心理的安全Barフジツボ」とグラレコを巡る冒険

池田 智子 / Tomoko Ikeda Fujitsu Works
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富士通には定時後にゆるっと開店するオンラインBarがあります。その名も「心理的安全Barフジツボ」(以下「Barフジツボ」)。
このイベントのディレクターかつデザイナーの視点で、見てきた風景やその時々の思いなどを綴ります。

今回はグラレコ特集。「Barフジツボ」をきっかけに、2022年までに制作されたグラレコやイラストを一挙公開!
どの作品も、作者さんなりの視点や表現がでていて見飽きません。どうぞお茶でも片手にお楽しみください◎

Director, Designer池田 智子
Graphic Designer寺西 広太郎
Produceフジツボプロ(「心理的安全Barフジツボ」メンバーズ)

グラレコって何?

グラレコとは、グラフィック・レコーディングを略したもので、会議などの内容を、絵や図形などのグラフィックを用いてリアルタイムにまとめる手法です。富士通では早くから、タムラカイさんたちのグラフィックカタリストの活動があったり、外部講師くぼみさんをお招きしたデザインセンター主催のグラレコ講座があるなど、広く認知されています(ちなみにくぼみさんも、タムラカイさんをきっかけにグラレコ始めたそう)。今ではノンデザイナーの社員も、会議やイベントでグラレコしています。なお、グラレコの作者のことは「グラフィッカー」「グラフィック・レコーダー」などと呼びます。

「Barフジツボ」と姉妹イベントでグラレコ採用

ところで「Barフジツボ」には姉妹イベントがあります。「キャリバナ!」といって、一日店長になる方へのキャリアインタビューです。視聴者が、一日店長の”人となり”を知った状態で「Barフジツボ」を楽しめるよう、事前に開催しているイベントです。私たちは、この「キャリバナ!」と「Barフジツボ」の両方にグラレコを入れています。グラレコを採用した理由は、イベントの楽しい雰囲気と、内容を端的に伝えるのにぴったりな方法だからです。

イベントの魅力を描いてくれるグラフィッカーを公募

我ら「心理的安全Bar」のミッションは、誰もが楽しみつつチャレンジできる場のデザイン。ということで、これら2つのイベントのグラレコを描いてくださる方をそれぞれ毎回公募。グラレコ力をつけたい・試したい人のためのチャレンジの場を提供しています。


それでは、これまでに作成されたグラレコを披露します!

「心理的安全Barフジツボ Part1」時に制作されたグラレコ

一日店長、岡田有佳さん(おかぴちゃん)について @「キャリバナ!」by 中橋祥子さん
「Barフジツボ Part1」 by せーじろ(植木誠二郎)さん

「Barフジツボ」Part1の記事もご参照)
中橋さん、植木さん共々BP(ビジネス・プロデューサー=営業職)です。
絵も描けるBPさんは、お客様先でも人気がありそうですね。

「心理的安全Barフジツボ Part2」時に制作されたグラレコ

一日店長、淺間康太郎さんについて@「キャリバナ!」 by 青山紗季さん
「Barフジツボ Part2」by 長田春風さん

社内SNSであるYammer上でグラフィッカーを公募。手を挙げてくださった青山さん、長田さんとも、多忙な現場を抱えるSEさんです。青山さんはさらに、小さいお子さん二人の育児もあり、忙しい合間を縫っての制作。本当に頭が下がります。
彼女たちのチャレンジを応援してくれた、本業の同僚や上司の皆さんにも感謝です。

「心理的安全Barフジツボ Part3」時に制作されたグラレコ

この回は一日店長が二人いるため、グラフィッカーを三名募集。
いつもより募集数が多かったのですが、ありがたいことにYammerで公募するなりすぐ枠が埋まりました。

一日店長、鈴木沙梨(ちゃんさり)さんについて @「キャリバナ!」 by 神藏茉有さん
一日店長、蓮井美希(はすみき)さんについて @「キャリバナ!」by 沼崎友里さん
「Barフジツボ Part3」 by 青山紗季さん

「キャリバナ!」の方は、グラレコ歴は浅いけれど、やってみたい!という神藏さんと沼崎さんのお二人が、勇気を出して挙手くださいました。嬉しかったですね。絵を描くことは特別なことではないし、新しいことに気軽にチャレンジしていい、そんな空気が確実に社内に広まっているのを感じました。


「Barフジツボ」の方は、前回「キャリバナ!」のグラレコを作成して自信をつけた青山さんが、さらなる飛躍を目指したいと名乗り出てくださいました(そして、ホントにグラレコの表現力が爆上がりしていらっしゃる…!)。

グラレコに憧れたおかぴちゃんのチャレンジ1:ぐらみ隊

グラレコ描きたいけれど自信がない…そのお気持ち、わかります。が、そこで諦めなかったのが、おかぴちゃん。
前回の一日店長で、その後レギュラーメンバーとしてチャットガヤなど担当してくれている彼女、せーじろさんたちに憧れてグラレコの練習始めたけれど、イベントを描き切る自信がない。ならばみんなで協力して1つの絵を描けばよくないか?と発想。

こうして生まれたのが「ぐらみ隊」(ぐらみ=「グラレコ未満」の意味)です。


おかぴ隊長が用意してくれたMiroボードに、同じ思いの人々17名が集結。各々ができる範囲でイベントを記録し、全体として1つのグラレコができました!


気軽に小さく実践できる場を提供できたというのも、「Barフジツボ」らしくていい活動です。

グラレコに憧れたおかぴちゃんのチャレンジ2:トッキー

じつはおかぴちゃん、グラレコ大分頑張って練習していて、成果を時々「フジツボプロ」(「Barフジツボ」メンバー)のTeamsチャット上で披露してくれていました。そこに描かれていたのが鳥のようなキャラ…。

ゆるい、かわいい、これはいい!となりまして、福田さん命名で「トッキー」爆誕です。
はい、言わずもがな「トッキー」というネーミングは、社長の時田さんにあやかっています。


後に「トッキー」は社長のお墨付きを得て、会社に癒しを与える存在になっていきます。その話は「Barフジツボ 」Part3について書いた時に触れてみたいと思います。

おかぴ画伯の「トッキー」。誕生記念としてイラスト素材をYammer(社内SNS)上で配布しました。

今回は2022年までに実施した「Barフジツボ」Part1~3のグラレコ等をまとめてご紹介しました。
誰でも楽しみながら気軽にチャレンジできる雰囲気が、社内に根付いてきたのを感じます。


次回は時計を巻き戻して、「Barフジツボ」Part2のお話をします。
毎回新たなチャレンジに挑む「Barフジツボ」、次は何をしでかすか?お楽しみに。
次回へ続く

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