会社文化をもみほぐす#07 「心理的安全Barフジツボ」流チーム作りのツボ

池田 智子 / Tomoko Ikeda Fujitsu Works
  • コミュニケーションデザイン
  • UXデザイン
  • イベント
  • 企画

富士通には定時後にゆるっと開店するオンラインBarがあります。その名も「心理的安全Barフジツボ」(以下「Barフジツボ」)。
このイベントのディレクターかつデザイナーの視点で、見てきた風景やその時々の思いなどを綴りつつ、企画のツボを探っていきます。

今回は、「Barフジツボ」流チーム作りのツボについてです。

Director, Designer池田 智子
Graphic Designer寺西 広太郎
Produceフジツボプロ(「心理的安全Barフジツボ」メンバーズ)

「Barフジツボ」にはたくさんのメンバーがいます。想いのある人々が集まり、それぞれの得意なことで、この企画を作り上げ支えてくれています。ニックネームを使うことで、年次や役職、所属などを超えたフラットな関係性も作れているんですよ。
ということで、今回は「Barフジツボ」のチーム作りについて、良く聞かれる5つの質問にお応えする形で語ってみます。

「Barフジツボ Part3」のスタッフロール。出演者以外にも多くのスタッフが活躍しています。

Q1.多彩なメンバーやゲストは、どう集めたの?

ベースとなるメンバーは口コミで集まった人たちが中心です。必要な役割に合う人を探すときには、メンバー内外に「こんな人知らない?」と相談することで、適任な人を紹介してもらっています。自分だけではできないことは、どんどん周りを頼りながら巻き込んでいく。すると、自然と人の輪も広がり、できることも増えていく。そんな感じです。

Q2.人集めのコツは?

とにかく自分自身が楽しんでみせることや、思いを持ってそれを熱く語ることでしょうか。楽しく勢いがありそうな企てには、自然に人が集まってくる気がします。今の富士通は、Viva Engage(旧Yammer)などのコミュニティを通じて、所属部署外の人とつながることが簡単になってきています。ちょっと声を掛けたり発信すれば、人が集まってくれるようにな仕組みがあることにも大いに助けられています。
(共創しやすい環境を提供してくれている会社に感謝しないと、ですね。)

Q3.多くのメンバーを束ね、イベントを続けるためにしていることがある?

基本、各々のWillを信じて任せ、強制しない。あとは、できたことを一緒に喜ぶことかな。
忙しいメンバーも多いので、できる時にできることを自分で考えてやっていただくような、ゆるい参加形態をとっています。​​​​​​​意思疎通は非同期のTeamsチャットが中心で、時々開く会議系も参加は強制ではないです。
ただ、会議があるとすると、刺激的で面白いものが多いため、皆さん極力参加してくれますがw。

Q4.メンバーはどんな人たち?キラキラ系?

イベントが派手に見えるため、一部のできる人、キラキラした人の集団と思われるのかもしれません。しかしながら実態は、何か得意なことで少しでも貢献したいとか、企画に共感して集まってくれた普通の人たちです。そしてその普通の人たちが、「Barフジツボ」にとってかけがえのない存在になってくれています。

「Barフジツボ」のことがよくわかるグラレコ(小関美咲さん作)。右上にスタッフの似顔絵あり!

Q5.そもそも課外活動って、やる意味あるの?

「Barフジツボ」は、学校で言う放課後のクラブ活動のようなもので、完全ボランティアです。つまり、どんなに一生懸命活動しても、本業への貢献が見えにくい。上司によっては評価してくれず、お給料が増える可能性も低いです(少なくも、私は増えてない)。
しかしながら、自分の得意なことで貢献することで感謝されたり、仲間が増えたり、新しい何かが生まれるのを見ることの喜びはプライスレスなんです。
この活動をすることで、本業でも能動的に動けるようになったといってくれるメンバーもいるんですよ。「評価」以上のものがここにはある、と感じます。

2022年の忘年会にて。メンバーあっての「Barフジツボ」です。仲間たちに感謝~

以上、長々と語ってしまいましたすみません。仲間がいてくれると、1人で進むより遠くに行ける。
皆さんのチーム作りの参考になりますと幸いです。


次回は「Barフジツボ」Part3、ついに社長トッキー登場!です。お楽しみに。
(次回へ続く)

DESIGNER

FACEのメンバーに興味を持っていただけたでしょうか?

お仕事のご依頼や転職を検討するにあたり聞いてみたいことなど、
現場のデザイナーがお応えしますのでお気軽にご連絡ください。