尖った人材を生み出す中間管理職の役割

内田 弘樹 / Hiroki Uchida Fujitsu Works
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中間管理職の皆様へ

先の見えない時代、正解のない時代だからこそ、今、新しい風をもたらし世の中で活躍する多くの人はこれまでの軸や価値観に囚われず活動している人たちです。それは企業の中でも同じであり、そんな新しい価値を生み出した人にスポットが当たります。しかし、その裏では上司がいます、その裏方の皆様へ向けて私の実体験からお話をしたいと思います。

Director内田 弘樹

きれいごとでは済まされない苦悩

現場ではイノベーションを起こせと言う号令と同時に売上目標など既存業務に忙殺されている中間管理職の方が多いのではないでしょうか。KPIを達成しないと組織評価が上がらないと言う現実が付きつけられている中、成果と直結することに集中して欲しいと思う気持ちを抱いてしまうことがあると思います。

そういう時はこういう考え方はいかがでしょうか。

富士通に学ぶ「副業社員」と企業が良好な関係を築くために必要なこと
https://boxil.jp/beyond/a3767/

引用元:Beyond

人の宿命には逆らえない。

人には組織にはまる人、はまらない人が存在します。これは持って生まれた人の性格があり、宿命があります。そのはまらない人と言うのは組織全体で言えば少数ですので、細部に拘らず、そういう人にのびのび動いてもらう方法を考えた方が後々いい結果となります。

新しい風が吹く。

これまで皆様(管理職の方)が築き上げてきた成功体験とは違う成功体験を見せてくれることでしょう。

業務と直結していなかった社外活動のスキルが今、富士通全体に影響を与える活動となっています。

◎DX実現の鍵は、〈個人のパーパス〉富士通のDX推進の原動力となる実践態度“exPractice”とは?
https://www.fujitsu.com/jp/microsite/fujitsutransformationnews/2021-10-11/01/

社外で個人的に作ったコミュニティー活動(あすよみ)https://www.asuyomi.com/のスキルが、今、富士通の風土変革に活かされています。

◎「やわらかデザイン脳」
https://note.com/yawaraka_design/n/nf30474b9ac34

個人を尊重し多様性を促進する、個人と企業が互いに尊重し合い、共に成長していけるデザインファームへの若者の自主的な取組も様々なところに共感を得て影響を与えています。

◎個と企業の新たな関係性を~「FACE」の挑戦
https://www.fujitsu.com/jp/about/businesspolicy/tech/design/activities/face/

新しい行動の先には未来を予感させるヒントがある。

面接を受けて企業人としている限り、誰もがベースはしっかりしています。
その人たちが現状に違和感を抱き、新しいことへのチャレンジを考えていたとすれば、その先には何かあるはずです。それが今の業務と融合できるのか、出来ないのか、それはそれぞれですが、今を変わなければならない時代であることは明白であり、そこにヒントが隠されていると思います。
そこを私たち中間管理職は冷静に見ることが重要になるのではないでしょうか。

すべては信じることから始まる。

新しい活動は既存のルールから、かなりグレーゾーンを攻めることになります。
何度、私の首をかけたか分かりません、しかし、一度も大きな問題が起きたことはありません。
中間管理職の皆様、通常業務の中では、常に答えを導き出し指示を出すことが求められる中で生きていると思います。しかし、このような場合は、相手の話に耳を傾け、聞き入れ、行動を認めるスキルが必要になります。皆様もどんな上司を信頼してきたか思い出してみてください、どうでしょうか?
そうすることで信頼関係が生まれ、大きな問題が起きないのではないかと思います。
慣れないスキルですし、勇気がいるかも知れません、。
しかし、ぜひこちらを実践していただければと思います。

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