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N-CHAT -長崎から拡がる健康観察サービス-
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N-CHATは、新型コロナウイルス(COVID-19)などの集団感染を早期発見、早期対応するために、感染症専門家とともに富士通が開発したサービスです。私はユーザーが使いやすく親しみやすくなるようなコンセプトデザインと利用者インタビューや動画制作を含めたプロモーション全体を担当しました。今世紀最大のウイルスを前に、長崎中に拡がるこのサービスが地域の健康を守っています。
2021 GOOD DESIGN AWARD受賞 健康観察サービス (g-mark.org)
Direction | 生川 慎二 |
TSUKURERU Consulting (Engineering) | 黒瀬 雄三 / 毛利 友香 / 菱田 貴史 |
Concept Design / Video Direction | 小黒 興太郎 |
Character Design | 小田 彩花 |
Voice Design | 高木 朝加 |
オランダ医学発祥の町、長崎から
2020年4月下旬、長崎県に停泊していたクルーズ船「コスタ・アトランチカ」で新型コロナウイルスのクラスターが発生しました。
富士通の新型コロナウイルス感染症対策チームは、感染症専門医である山藤栄一郎医師とともに、船内の感染状況を把握できる「N-CHAT(健康観察チャット)」を迅速に開発・提供し、クルーズ船内における感染拡大防止に寄与しました。
”…日本の威信をかけた感染症対策の取り組みが始まりました。” 2020/5/20 Fujitsu Journal
大切だからこそ、分かりやすく伝える
私がチームの一員としてこのプロジェクトに参加したのは2020年夏の終わりごろでした。当時、新型コロナウイルスの第2派は少し落ち着きを見せていましたが、依然として「いかに集団感染を発生させないか」が重要なポイントとして、メディアでも取り上げられていました。
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集団単位の健康観察によってクラスターの早期発見、早期対処を行うN-CHATのサービスは、冬にかけてますます増えるであろう新型コロナウイルスの対策における重要な取り組みです。そのため多くの人々へ、効果的にわかりやすく伝えていくために、サービスのコンセプト動画や専門医が素朴な疑問に答える解説動画のシリーズといった動画制作から、イメージが湧きやすいキャッチコピーの制作など、さまざまな取り組みでサービスの展開をしていきました。
スポーツ分野でも活用される健康観察CHATへ
N-CHATは介護施設や学校、企業、病院など長崎県全域の400以上の団体で利用されています(2020年12月時点)。導入した団体ではクラスターの発生は起きておらず、集団感染発生の防止に効果を挙げています。
しかしこれまで自粛の対象となってきた部活の大会やイベントなど、ある特定の期間に多くの人々が集まる機会は今後さらに増えていくと考えられます。そのような場での集団感染を防ぐ対策の先駆けとして、長崎県バスケットボール協会や(公財)日本水泳連盟学生委員会九州支部、B-League U-15と協力し、アスリートのための健康観察サービス(健康観察CHAT)を開始しました。
健康観察CHATでは、インタビューを通じてそれぞれの競技が持つ特性や選手たちの想いを掬っていきました。特に学生たちにとって、試合の一瞬一秒は、私たち大人と異なり二度と手に入らないとても大切な時間です。「健康管理をしっかりすれば、大会に出場できる」世の中を実現するために、これらのサービスの価値や成果をしっかりと世の中に伝えることが、デザイナーとして求められている役割だと考えています。
新型コロナウイルスが蔓延し、集団生活に最適化された今までの生活様式が一変しました。一方で、スポーツなどの人が関わり、生まれる熱を感じるような体験は、その場、その瞬間によっては一生忘れられない体験となります。新型コロナウイルスの一刻も早い収束を目指しながらも、人々の生活から人と人との関わりが失われることがないよう、今後も活動を続けていきたいと思います。
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