私たちはどこへ向かうのか ―生活者メガトレンド

会社の中で仕事をしていると、ただ漠然と新規事業や新規サービス開発といったプロジェクトの推進を迫られることがあるかと思います。そんな時はまず冷静に人々の生活に目を向け、私たちを含む生活者の考え方・価値観がどのように変わってきているのかを見つめ直してみましょう。
生活者メガトレンド(*1) は、生活者の価値観にどのような変化が起きているのかを調査しまとめた大きな潮流です。
価値観という、生活者の思考・感情・行動に関わる情報を取り入れることは、プロジェクトに関わる自分自身やメンバーが「プロジェクトに臨む動機」を見つけるきっかけにもなりえます。

価値観を共有し視野をひろげる

生活者メガトレンドは、2018年から続けている生活者へのインタビュー活動が元になっています。「労働（学び・対価）」「休養（遊び・健康）」「購買（消費・所有）」「所属（コミュニティ）」「管理（情報・資金・時間）」などの切り口でインタビューを実施し、今では60本を超える「価値観の変化」をレポートとして持っています。

この活動でインタビューをさせて頂く方は、先進的な行動様式をもつ生活者です。
彼らは現状の生活に満足せず、率先して新たなサービスを試したり自ら工夫したりすることで、社会に新たな仕組みをつくろうとしています。そういった方々のお話を聞かせていただくと、多くのことに気づかされるとともに彼らの哲学に共感させられ、社会が変わるのを待つのではなく、自分自身も変わっていこうと勇気づけられるのです。

変化のキザシは、人々の中に現れる

どうしても１つの領域・業界に集中しすぎると周りのことが見えなくなる傾向があります。
様々な価値観を知って受け入れることは、自分の領域外へ視野をひろげることに繋がり、これまで知らなかった領域にはたくさんのヒントが眠っています。サービスデザインに携わってきた中で、新規事業や新サービスを開発する際にはこのような視点が重要だと感じ、現在もこの活動を続けております。

1*：生活者メガトレンドのフルレポートについては、CONTACTフォームよりお問い合わせください。