自ら調べ、自ら考え、みんなで創る

佐久間 彩記 / Ayaki Sakuma
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PHILOSOPHY

私はサービスデザインに取り組んでいます。
私にとってサービスデザインは「社会を豊かにする考え方と実践」です。

本当に目指したい未来はどこかを考え、関わり合う多くの方々と共に議論を交わし、調査をして現状を理解し、アイディアを出し合い、ありたい将来の姿や未来の体験を描く。

ここで言う「本当に目指したい未来」を決めつけないように意識しています。
例えば、「切符を買いたい」という想いを実現するためには「券売機」のデザインが必要です。でも「改札を通りたい」ために必要なデザインは「ICカードと自動改札」になりました。
今後「電車に乗る」ために改札は不要になるかもしれませんし、「運賃を支払う」こともなくなるかもしれません。

常に、その都度、目的を正しく理解しようとし続け、
その達成のために様々なアプローチを試行錯誤する。
他人の意見をそのまま受け取り、自分の考えを止めてしまわないこと。
肩書に捉われず、価値をつくるために自ら調べ、自ら考え、自ら行動できるか。
決まったやり方の無い中で、時には自ら道を作り進められる姿勢を持ち続けられるか。

ありたい将来や目的には、デザイナーだけで辿り着けることはありえません。
全員がデザイナーに倣う必要もありません。
ビジネスをプロデュースする立場にある人、精細なシステムを作り上げる人、将来を見据えたマネタイズを構築する人、そしてその当事者である人々の想い。
それぞれの立場から個人個人が主体的になって、全員で歩みを進めていく。

自ら調べ、自ら考え、みんなで創る。

コンビニやスーパー、銀行や省庁、製造者、研究者。
働いている人とも、生活している人とも、
数多くの人々と共にありたい将来の姿を描いています。
取り組んでいる内容はどれも変わらず「関わっている人が何に不安を感じ何を望んでいるかを理解し、不安の解消や希望の実現をどのように達成するか」を常に考えることです。

周りに困っている人や悲しんでいる人がいたら、
いったいどうすれば笑顔にできるでしょうか。
私は、これからも常に考え続けます。

PROFILE

1989年生まれ 千葉県千葉市出身
千葉大学大学院工学研究科デザイン科学専攻博士後期課程単位取得退学。
在学中よりグラスゴー芸術大学客員研究員、学術振興会特別研究員DC2、退学を経て2017年に富士通デザイン入社。
流通・産業・金融顧客向けの新規事業デザインや新業態デザイン、公共地域・社会インフラなどのサービスデザインに従事。
ユーザインタビューや現場課題の可視化、未来の兆しや社会トレンド調査、マーケティング手法と統計を組み合わせグラフィカルに表現するなど様々なリサーチ手法を実践。
リサーチで得たインプットを各ステークホルダーで共有し、「創造性のある問い」を生み出しながら未来のありたい姿を導くなど、多領域での共創プロジェクトに携わる。
グラフィックレコーディングを通じた創造性の強化や対話の促進のため、グラフィックカタリストとしても活動中。

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